report

先日ヨーロッパへ行ってきました。
オーガニック大国であるドイツを始め近隣の国はどのような暮らしをしているのか、
オーガニックはどれくらい身近なの?子育ての事、国に寄って様々なスタイルを感じてきました。

以前にも何度かヨーロッパに行っていますが、観光をしたりお買い物をしたりで余裕がなくそこに住む人の生活やこだわりを感じる時間がありませんでした。
何度か旅行を繰り返しているうちに、だんだんとその国に住む人のこだわり、時間の楽しみ方など様々なものが見えてきました。

まず到着したデンマーク、コペンハーゲンという小さな街のお話です。

 コペンハーゲンは北欧でも比較的大きな都市です。
街自体は小さく電車を使用しなくてもぐるりと回れてしまうほどの大きさです。
車道と歩道の間には自転車専用道路が作られており、みなさんマウンテンバイクで走り抜けます。自動車にも高額の税金がかかってしまうこの国は自転車大国です。

 コペンハーゲンで一番驚いたのは物価の高さ。
日本に住んでいると、東京の物価の高さに驚きます。
ランチをするのも田舎の倍。
ホテルのラウンジで頼んだコーヒーの価格にびっくりしたこともありました。
そんな東京での物価を知っている私でも、コペンハーゲンの物価には驚きました。

 デンマークはヨーロッパの中でも少なくなってしまったユーロを使用していない国のうちの一つです。デンマーククローネ(DKK)という通貨を使っています。
この通貨、今だと大体1DKK20円を越えます。(2017年11月現在)
10DKK200円くらいになるということです。
しかしながら、10DKKで買えるものが少なく、私が唯一10DKKで買ったのがハンバーガーチェーンのお店で買ったコーヒーでした。
レストランに入ってランチをするのにも大体3000円くらいかかってしまいました。

実はデンマーク。物価の高さだけではありません。
この物価の高さに加えて、税金がとても高いのです。

北欧の国々は税金が高くて有名です。
所得税で25パーセント。1万円のモノを買うと2500円の税金がかかるということです。
他にも所得税やらなにやらで、所得の3分の1程度が税金として徴収されてしまうとのことでした。
これではほとんど手元に残りません。
物価が高いのに、税金も高くて手元に残る金額も少ない・・
お買い物も、貯金も、外食もできません。

しかしながら、デンマークは幸福度ランキングでは12位を争う満足度の高い国。
私が今デンマークに移住したとしても、幸福感を感じられそうにないな。
そう思わずにはいられませんでした。
それでもデンマークの人たちは不幸に感じている様子はありません。
むしろこの生活に大満足している様子。

 なぜみなさん幸せを感じるのでしょうか。

 まずは福利厚生がしっかりしているそうです。
大学まで学費が無料。
病院へ行っても無料。
寄って、出産も介護も無料。
年金もしっかりしている。
待機児童も0でお母さんになっても仕事を続けられる。などなど。

 これだけサポートしてもらえると、もしものことを考えずに生活できます。
日本では子供の学費やもしもの保険、定年退職後の生活費などいろいろなことを想定して
貯蓄しておきます。
デンマークでは税金を納めるのでその分もしもの時のサポートをしてくれているということだそうです。
貯金が苦手な人にはもってこいの国ですね。

 もちろんこの税金でのサポートも幸せの国である理由のうちの一つかと思います。
でもそれだけではないと感じました。
みんなが自分の生活に満足しているように思えたのです。

外食することも楽しいけれど、早く家に帰って家族との時間を楽しむ。

基本的には共働きのデンマーク。
2人でバリバリ働いて、たくさんお給料もらって、でも忙しいから外食が多い。なんてことはなく、お父さんが10時間働かないといけないのなら、お母さんも少し働こう。
お父さんが6時間働いて、お母さんが4時間働くという風にしたら二人とも早く帰って家族との時間を楽しめる。そう考えているそうです。

デンマークの人は午後4時には帰路につきます。
もちろん残業はなしです。
家に帰って料理をして、今日あったことを話したら、明日のことを話したり。
デンマークで、ヒュッゲと呼ばれる心地のよい時間を家族みんなで楽しみます。

 

 

家で過ごす時間が多いので、インテリアにはこだわりがあります。
家の雰囲気を表す照明には特にこだわりがあるように思いました。
リビングにカーテンやブラインドをしている家はほとんどありません。
窓から見える照明はちょうどよい明るさで部屋の中を照らしてくれていました。
そして町の中にもお裾分けするように、灯の暖かさが漏れていました。

今あるもの、持っているものに満足する

少し前に流行った本にフランス人はそんなにたくさんの服を持っていないと書いてありました。それから日本でも断捨離、ミニマリストという言葉が流行りました。
デンマークの人もフランス人と同じ考えのような気がします。
高級なブランド品を持って歩く人は少なく、丈夫なリュックを背負って通勤している人が多かったです。それはきっと自分がそのリュックのモノと価格を気に入っておりそれで充分だという考えからだと思います。
断捨離をするというように、増えてきたから捨てるのではなく本当に必要なのかをじっくり考えて買うことに寄ってモノが増えないのです。
そして流行に流されずに、シンプルで長く着れるものを選んでいました。

週末の都内では、買い物袋を提げた人でごった返します。
しかしコペンハーゲンの街中では袋を持っている人が少なく、持っている人の大半は旅行者でした。
私もせっかくだからと旅行中も色々な都市でお店に入ってしまいましたが、街に目を向けなければなりませんね。

日本にいるとたくさんの物欲や食欲にあふれてしまい、今の生活にもっといろいろプラスしたいと思ってしまいますが、よく考えてみると今の生活に大きな不足はないかもしれません。
むしろ買い物に使う時間を、公園で散歩したり、美術館へ行ったりする時間にあててみるのもいいでしょう。

手帳に何も予定が入っていないと不安になってしまう人もいると思います。
手帳に書かれた予定がすべてではありません。
時間をかけてお料理することも、日々の生活では手の届かない部分をお掃除することも、たまには気ままにふらっと公園へ行きお散歩することもよし。
どれも素敵な休日となるでしょう。

 

 

 

 

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